精神的にウツ状態になりやすい人は、概して完全主義なところがあるのではないか。
あるいは事前に用意周到であったりもする。
用意周到でないと気が済まないということは、これから来る現象や行為が完璧に実行されること、あるいはできるだけ完璧に近い形で済まされることを望んでいるといってもいい。
完璧を目指すことや、用意周到であることは、決して悪いことではない。
でも、完璧を目指すあまり、それが不完全であったり、準備不足であったりすると、そういう性格の人は、不満足感を感じることになる。
長い人生、何事も完全でありつづけることは、できないのである。
こういう性格の持ち主はつぎのように考え方を変えてみたらどうか。
・明日はあしたの風が吹く。
・明日になったら考えよう。
・明日の心配事は明日考えよう。
・なんとかなるさ。今までもなんとかなってきたのだから。
・天は私を見放したりはしない。
・まあイイカ。
・できなかったら、すみませんと言おう。
・できないものは、できない。
・今の私には、これが最善だ。
・なんか文句あっか。
・私は出来る人間、いいひと、やさしい人、思いやりがある人・・・・なんかじゃナイ。
・私を応援する人もいれば、反対する人もいる。・・・・それは社会の当たり前。
などなど。
この言葉は一見、無責任や逃避と考えられるが、実は人間の心理状態を楽にさせる秘訣が隠されているのだと思う。
ある期待に対して、自分では期待にこたえられないことが、心理的圧力となり、これが重度になったり、継続するとウツ状態に陥る可能性がある。
自分が楽になるには、すべて60点とれれば良しとするのである。
50点で可。60点で良。
人生60点で万事OKなのである。
こうして「うつ」から脱出した。 体を休めて、そして栄養補給
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