水道水の
残留塩素濃度を測ってみました。
蛇口 から出る水には
塩素が 0.1mg/リットル 以上残っていること、この塩素のことを「残留塩素」といいますが、実際にどのくらい残留塩素があるのか計ってみました。
計る道具は市販の「パックテスト」というもので、東急ハンズで850円くらいで買ってきたものです。
これには薬品入りのビニールチューブが5本入っています。このチューブに水をいれると、水の色がピンクに変わります。ピンクの色の濃さを付属のカラーチャートと比較することで残留塩素の濃度が判断できます。
まず 夜10時ころ、水道水をコップに1杯くみました。そしてパックテストをすると、みごとにピンク色に染まりました。ピンクの濃さからみて、0.5〜0.7mg/リットルの残留塩素です。合格です。
でも、みなさん、塩素というのは注入されたからといって、永久に存在するものではありません。時間と共にだんだん薄くなっていくのです。
浄水場からあなたの家につくまでの間の水道管のなかでも、塩素は消費されていきます。特に細菌に出会うと、どんどん消費されてしまいます。
そこで、長い時間、とまったままでいた水は、どのくらい塩素が残っているのかを調べてみました。
そこで日曜日の朝、だれも起きてこない 8時 に起きて、トイレで水を使う前に蛇口からコップに1杯、水をくみました。
つぎに、15秒間 水を出しっぱなしにして、そこでまた1杯 水をくみました。
さらに15秒間 水を出しっぱなしにして、もういちど1杯 水をくみました。
合計3杯の水を用意しました。
この3杯のコップの水に対して、パックテストをやってみました。その結果はつぎのとおりです。
残留塩素濃度の測定結果
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最初の 水・・・・ゼロ でした。
15秒後の水・・・・0.2〜0.3mg/リットルでした。
30秒後の水・・・・0.2〜0.3mg/リットルでした。
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やはり、長時間とまったままでいた水には塩素はまったく残っていませんでした。
正月の朝、1番でくんだ水を神様にあげる水のことを若水といいますが、細菌が入っているかもしれない水をあげるのは、如何に神様といえども、チョット考え物デスネ。
奥様方、朝起きたら、蛇口の栓は15〜30秒ほど、あけっぱなしにして、それから飲用の水をくみましょう。そしてその間の水は捨てずに、庭にまくとか、洗いものに使いましょう。
ただし、塩素がゼロといっても、すぐにお腹をこわすということはありませんので、安心してください。
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捨て水をしましょう。
また 給水管が鉛でできたものを使っている場合は、特にこの「捨て水」をやってください。鉛が溶け出して、健康に被害がでることが心配されています。
各自治体ではこの鉛給水管をステンレスやビニール管にとりかえる事業を進めています。
なお、道路に埋められた水道本管(配水管といいます)は各自治体の財産ですが、
そこから枝分かれした給水管は、あなたの持ち物です。でも土の下に埋められた給水管のことまでは、なかなか管理できないので、各自治体がサービスで管理してくれています。
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