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身近な二人が発症

●一人目は我が妻です。

今から8年ほど前の夏のことでした。妻は当時35才でした。
長男の学力のことで悩んでいた妻ですが、そのことが気になって、毎晩寝られず、もう1週間も不眠が続いているというのです。

その顔も憔悴していました。

それからしばらくしても様子は変わらないため、これはマズイゾと感じ、医者に行く事にしました。

そこで薬を処方してもらい、睡眠剤で強制的に夜は寝られるようになりました。
でも、そう簡単にはよくはなりませんでした。

寝られるようにはなっても、昼の気分の落ち込みは、依然としてあったようです。
それから、8年以上の長きにわたる、病院通いが始まるのでした。




●二人目は勤務先の同期入社の人でした。

仕事がかなりきつい時期があり、一段落した時、彼の言動がおかしいことに気づきました。

付き合っている女性はいないと聞いていたのに、彼女に会いに行くとか、急に早退するとか言い出しました。

その姿にピンときた私は、彼に話を聞いてみたところ、やはり夜眠れないというのです。女性の話はウソでした。

早く医者に行くことをすすめました。

早ければ早いほど治りは早いので、必ず行って薬を飲むようにいいました。

それからしばらくして、彼は退職しました。今はどうしているのか、音沙汰はありません。



 こうして「うつ」から脱出した。     体を休めて、そして栄養補給

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