仕事上のミスで会社の上司に叱られたとか、配置転換で環境が変化して周囲に溶け込めない、家族や親しい人が亡くなった、受験に失敗して先が真っ暗・・・などなど色々なマイナス要因で気分が落ち込むことは、よくあることです。
これは抑鬱(よくうつ)的気分というもので、誰だって経験するし、これが無いと人間的にも成長しないものです。
でも普通はこのような気分の落ち込みは、長くても2週間程度で回復し、再び挑戦してみる気になったり、やるっきゃないという気持ちになるものです。
それが2週間経っても一向に気分が落ち込んだままの状態だったとしたら、それは抑鬱的気分の状態ではなく、鬱(うつ)的症状に変化したのではないかと疑う必要があります。
うつ的症状とは、一時的状態ではなく、つまり放っておいても、元に戻らない状態ということです。
このような症状で特に顕著なものがつぎの状態です。
・何をするにもおっくうである。
・何もする気になれない。
・テレビを見ていても、おもしろくないし、内容がまったく頭に入ってこない。
・本を読む気にならない。
・趣味に没頭できない。
・一つのことが頭のなかをどうどう巡りし、他の事が考えられない。
・神経を集中できない。
・寝込んでしまいたい。
・夜、眠れない。寝入ってもすぐに目が覚めてしまう。
・体が重くてしかたがない。
・頭痛がする。
・食事がおいしくない。
・性的欲求がなくなる。
他にも人によっては色々な症状が出てくるのかもしれません。 このような症状を自分で自覚したら、あるいは家族の誰かが気がついたら、すぐに専門医に見てもらうようにしてください。
少し様子を見てみようとか、だらしない、しっかりしろよとか、元気出せよというだけで、放っておくと、症状は悪化し、回復に要する期間が長引くことになりかねません。
専門医の診断の結果、大丈夫ですよ鬱ではありませんといわれたら、それで安心なのですから、とにかく1日も早い診察が必要であることを、理解してください。
こうして「うつ」から脱出した。 体を休めて、そして栄養補給
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